マーケティングオートメーションで成功するための4つのTips

USのマーケティングオートメーションベンダーMarketoのブログで「4 Tips to Succeed With Marketing Automation」というエントリーがあったので抄訳メモと国内事情について思う事など。

元記事（4 Tips to Succeed With Marketing Automation）

以下はMarketingAutomationの導入に際しまだ調査段階にあるユーザに向けていくつか考慮すべき事
１．包括的なオンボーディングと可用性
・全ての新しいソフトウェアは学習曲線があり、以下に早く学習できるかが課題
・ソフトウェアベンダーを見る際には様々な顧客へのインプリへの成功例を確認する必要がある
・最初の設定の際に1to1のメールがある事が望ましい
２．エキスパートサービス＆サポートが利用できる事
・プラットフォームに慣れてくればある程度リードの質はあがる。問題は次のステージ
（ソーシャル、セグメントごとのダイナミックコンテンツ）
・専門家のガイダンス、コーチング、ベストプラクティスの提供があるか
・設定したKPIを向上させるための積極的なサポートサービス
・KPIの定義についてのサポート
３．サービスデリバリーのフレームワーク
・マーケティングオートメーションの導入にははソフトウェア開発やリソースマネジメントのようなプロセス管理が必要（手間もかかる）
・フレームワークに基づいたサービスが提供されている事が重要
・他の組織で成功したベストプラクティスを適用する事ができる
４．「車輪の再発明」をしないで！
・大規模かつ広範な顧客基盤を持つベンダーなら他のクライアントがやっている事を応用できる。ゼロから始める必要はない。
・ベンダーは事前構築したベストプラクティスモデルを提供する必要がある
・ソフトウェアやプラットフォームだけで成功するものではない

内容としてはまぁ「Marketoは様々なベストプラクティスを持つ顧客基盤もあり、エキスパートサービスやサポートも揃っている我々に任せてね」的な売り込みの記事なんですが、日本でこういったMarketingAutomationがなぜうまく定着しないかという回答もこの中に一部あるんじゃないかと思います。
・日本のBtoBの商流・マーケ組織が独特過ぎてベストプラクティスの蓄積がない
・名寄せ・個人情報保護など国内特有の事情
・プロフェッショナルなサービス、サポートが提供できるほどベンダーが成熟していない
・顧客側も自分の要件が定義できないなどベンダー依存が強い
などなど。
いろいろ上げていけばキリがないのですが、一番はベンダー側が国内市場でMarketingAutomationを活用して成功している実例を示せていないのが原因かもしれません。