2012年12月20日木曜日

B2Bリードジェン、ソーシャルメディアはシーケンスドコンテンツで成功する

HubspotやMarketoなどを筆頭に海外のマーケティング系サービスのブログではEbookやホワイトペーパーを作って、それに関連するコンテンツをいくつかブログポストで出したり、1つの調査をホワイトペーパーで出したあとインフォグラフィックに再成型したりして1つのソースを様々に加工して工夫をしています。そういったものはシーケンスドコンテンツ(連動コンテンツ)"sequenced content"と呼ばれるようです。そのシーケンスドコンテンツに関するTopRank Online Marketing Blogで公開されていたので簡単に抄訳など。

(元記事:http://www.toprankblog.com/2012/12/b2b-lead-gen-social-media/




コンテンツの続きを待っている読者を作る事ができればあなたのブランドにとってそれは成功だ。
コンテンツに期待する人はRSSに登録したり、ソーシャルチャネルでフォローする
WordStreamでコンテンツを提供しているLarry Kimはシーケンスドコンテンツで成功している一人だ。
彼が言うには「コンテンツマーケティングのキャンペーンやオリジナル調査1本につき、同じトピックを違った角度でカバーする3本の記事が書ける」とのこと。
WordStreamは独自調査の力を発見
WordStreamは過去4年間で約2000本のオリジナル記事を作ったがトラフィックのおおよそ50%はキャンペーンだけではないトップ10のシーケンスコンテンツから来ている。
FacebookのIPOの際にKimと彼のチームが作ったFacebook広告に関する調査はオリジナルの調査をインフォグラフィックにしてシェアしやすいようにした。
続けてフォローアップ記事をビジネスの観点から記事をポストした事で非常に多くのPVを稼いだ。
彼は利他主義にあふれた聖人で自社のデータを公開した訳でもないし、著名人でもない。彼はシーケンスドコンテンツを使ってソートリーダーシップを形成し、次のようなビジネス上の成功を収めた
・何千ものシェア、いいね、ツイート
・メジャーなニュースでのプレゼンス
・毎月数千ものブログWEBサイトへの来訪者
・かなり多くの質の高いリード
彼の本からシーケンスコンテンツのベストプラクティスをまとめると
・オリジナルかつ興味深いリサーチ、分析をする
・プロダクトやサービスに関連するコンテンツを提供する
・ホットトピックを探す
・シェアしやすいように工夫する
・コンセプトやアイデアを公開し、そのアイデアにこだわり続ける
TopRank Online Marketing自身のベストプラクティスについて
・インフルエンサーは様々なコンテンツの関心が広い
・まとめコンテンツは人気がある
・続きがあるコンテンツは読者を期待させる
TopRankが提供するeブックシリーズはシーケンスコンテンツのもう一つの例。
「B2B Marketing Innovation」は60000回も読まれた。
「 Content Marketing Secrets」は71回もWeb上で公開され多くの人の目に触れられる
機会を得た。
TopRankのシーケンスドコンテンツのTipsは
・素晴らしいキュレーターとして振る舞い、露出を増やす
・1つのフォーマットに集中し、それをこなす
・Ebookに関するブログポストを書きそれをソーシャルで伝播させコンテンツマーケティングを継続する
記事の内容に新しい発見がある感じではなかったですが、調査のチカラなんかを見てると、せっかくお金を掛けて調査をしたのに、Excelで作った円グラフを張り付けたようなさみしいレポートが結構大きい企業なんかでも公開されているので、きちんとアレンジして出すという事をちゃんと心がければいいのになぁという話でした。
ちなみにWordstreamを一躍メジャーにしたインフォグラフィックの記事はこちら


コンテンツの内容もさることながら、ちょうどIPOが話題になったタイミングで公開出来た事から一気にブレイクしたという事だと思います。


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